美容室・サロンの予約を無断キャンセルする理由!ノーショー対策法を解説

最近、「飲食店の予約を無断でキャンセルする(=ノーショー)」問題が話題になっています。

無断キャンセルは飲食店だけで起こっているわけではありません。美容室・サロンでも予約無断キャンセルが増加しています。

せっかく席を空け、スタッフが待機していたのにお客さんが来てくれない…。そんな無断キャンセルをどうしたら減らせるのか、対策方法を解説します。

ノーショー(無断キャンセル)は店舗にダメージを与えます!

美容院・サロンで予約を無断キャンセルされたらどんなダメージが店舗に与えられるでしょうか。

まず「売り上げはなくても人件費は発生する」というダメージがあります。

予約が入ればそのためのスタッフは待機しています。予約が入ったためにわざわざ出勤してもらった、でも予約客が来なかったというケースもあるでしょう。予約客が来なかったからといって、出勤して待機していたスタッフに賃金を支払わないわけにはいきませんから、店側としては人件費分がまるまる損になってしまいます。

また、「予約客を優先したため、他のお客さんを断わらざるを得ない」ということも生じます。それなのに予約客が来店しなかったら…?断ったお客さんにも申し訳ないですし、そのお客さんを施術していたら得られたであろう売り上げを逃すことになりますね。

美容室・サロンをドタキャンする理由

美容室としては、上記のような損害を避けるために対策を講じる必要がありますね。

そのために「どうしてお客さんは美容室・サロンをドタキャンしてしまうのか」という理由を理解する必要があります。

美容室・サロンのドタキャン理由は次のようなことが考えらえます。

予定が合わなくなった

これが最も多い理由でしょう。

「発熱したので行けない」「仕事が急に入ってしまったのでドタキャンした」などの理由ならまだ理解できますが、中には「ちょっと具合が悪いから…行かなくてもいっか…」「すごい雨!出かけたくないなぁ」となってしまうこともあります。

「美容が生活に必需でないと考えている方」の場合、ドタキャンする傾向にあるようです。

気分・好みが変わった

これまで利用していた美容院・サロンの雰囲気と、「自分がこうなりたい」というイメージが変わってしまった場合、「違う美容院に行こうかな…」と思ってしまうものです。

「他の美容院に行こう、前のところはもう行かなくていいや」と判断すると、「前にお世話になっていた美容院」への興味・関心が薄れ、「キャンセルするという連絡をしなくてもいっか」「キャンセルの理由を聞かれたら困るな…嘘は言いたくないし」いう心理状況となり、その結果無断キャンセルをしてしまう、となりがちです。

他の店にメリットを感じて乗り換えた

「あちらの店の方が料金が安いみたい」「友達からあちらのほうが施術が上手と聞いた」など、他店により大きなメリットを感じると、これまで利用していた美容室への関心が薄れてしまいます。

そうなると前述の通り、無断キャンセルをしてもいいや!という心理になってしまうことがあります。

予約したことを忘れていた

施術日よりも前に予約した場合に起こりがちですが、「予約したこと自体を忘れてしまっていた」という場合もあります。

この場合は悪気なく無断キャンセルとなるわけですが、美容院側としては受ける損害は同じなので、お店の迷惑であることに違いはありません…。

美容院代がもったいなくなった

美容院・サロン代はいわば「自己投資」ですから、予約日の直前になって「お金もったいないかなぁ」「今月は金欠で予算的に苦しくなっちゃった」ということもあります。

さすがに美容院側に「お金もったいないので予約取り消します」とは言いづらいので…やはり無断キャンセルにつながるケースと見られます。

店舗をドタキャンから守る方法は

無断キャンセルするお客さんの気持ち、理由がわかったところで「ではどうしたらドタキャンされないで済むか」、具体的な対策を解説します!

対策1:リマインドメールでお客様とより良い関係を作ろう!

「リマインドメール」を導入しましょう。

「リマインドメール」は予約の前日などに「明日は当美容院に予約が入っております」と予約客に注意を喚起するメールです。

このリマインドメールは、予約の日程を知らせるだけでなく「お客様とより良い関係性を作る」ことにも利用できます。お客様と交流するチャンスですので上手に生かしていきましょう。

対策2:キャンセル規定を設けよう!

ホテルや飛行機の予約などでは当然になっていますが「キャンセルしたらキャンセル料をいただく」などの規定を設けることで、ドタキャンを減らすことができます。

その場合は、予約時にお客様に「キャンセル料が発生する旨」を確認することが大切です。

後になって「聞いてなかった!」となるトラブルを避けるためです。

対策3:連絡しやすい環境を整えよう!

誰しも、約束を破るのは気が進まないですし、嘘をつくことも避けたいものですね。それは美容院・サロンに対しても同じでしょう。

であれば、「予約キャンセルしやすい環境を整える」ことでドタキャンを減らすことができます。

電話で直接申し出るよりは、メールやSNSでの連絡のほうが気軽だという人は多いですから、そういった連絡方法でもキャンセルを受け付けましょう。また、サイト等に連絡先(電話番号やメールアドレス)をわかりやすく表示するなどの工夫も効果的です。

また、予約を断る理由は聞かない方が、お客さんの予約キャンセル連絡に対する心理的負担を減らすことができるため、結果的にドタキャンが少なくなると考えられます。

対策4:魅力を感じてもらえるキャンペーンを行おう!

美容室を発展させるには、常連客を逃がさないことが大切です。上で説明した「他の店にメリットを感じて乗り換えた」ということにならないような工夫も必要です。

そのために「お誕生月は〇%オフで施術する」「お誕生月に利用してもらったらちょっとしたプレゼントを贈る」「〇月はヘアカラー△%引き」など、常連客が「また来よう」と思えるようなキャンペーンを行うことがオススメです。

まとめ:ノーショーを対策して利益を守ろう

美容院・サロンの予約をドタキャン・ノーショーをしてしまうお客様の心理・理由、そしてそれを防止する方法について解説しました。

まだお店で取っていない対策がありましたらすぐに対策を立てて、少しでもお店の損害を防ぎ、利益を守っていきましょう!