大切な友達から結婚式の招待状が届いた…ぜひ出席したいけど、その日はどうしてもはずせない他の予定が入っている!どうしよう…!
こういった経験は誰にでも起こりえることです。
いざそういう場面になったらどうしたらいいのでしょう。友達とはこれからも親しくしていきたいから角が立たないように、きちんと礼儀を尽くして断りたい!と思うのは当然ですね。
こちらのページでは、結婚式の招待はどのように断れば失礼に当たらないか、相手に悲しい思いをさせずに済むかについて解説していきます。
目次
結婚式を欠席する場合はすぐに返事をしてはいけない
どうしてもその日は他の予定が入っていて行けない…!すぐに連絡しなきゃ!
いえ、ちょっと待ってください!結婚式の招待のお断りの連絡はすぐにしてはいけないというマナーがあるんです。ではどういうタイミングで、どのように連絡するのが良いでしょうか。
招待状が届いてから一週間は間隔を置きましょう
結婚式の招待に対して、すぐに欠席の連絡をするのはマナー違反です。
すぐに欠席連絡をすると、新郎新婦は「そんなに即答するほど、私たちの結婚式に出たくないのかな」と悲しい気持ちになってしまいます。
どうしてもやむを得ない場合もあるでしょうが、日にちをかけて予定を動かせるか努力はしました、それでもダメだったんです本当にごめんなさい、という気持ちを伝えるためにも、欠席連絡は招待状到着から一週間の間隔を空けましょう。
とは言え遅すぎる返事も相手に対して迷惑となりますので、一週間経ったらすぐに返事を出すように心がけてください。
返信の前に欠席の可能性を伝えるのも良い
とはいえ、新郎新婦は早めに招待客の出欠を把握しておきたいものです。
ですから欠席のハガキを出す前に、電話などの手段で連絡を入れておくのも良いでしょう。
その際に「できるだけ調整したいのだけど、どうしても無理だったらごめんなさい」という気持ちを伝えるようにすると相手もわかってくれるでしょう。
どうしても結婚式に行けない場合は
どうしても結婚式に行けない場合、どういった対処をするとマナー違反にならずに済むでしょうか。
祝電でお祝いの気持ちを伝えましょう
結婚式に行きたい、お祝いしてあげたかったのに…!という場合は、祝電でお祝いの気持ちを伝えましょう。祝電は届ける日の一か月前からインターネットなどから申し込みが可能です。
トラブルがあるといけませんので、結婚式当日の2~3日前には式場に到着するように手配しておくと安心ですね。特に午前中に挙式がある場合には早めに届くようにしておきたいものです。
そのためには、挙式会場、披露宴会場の営業日・営業時間を確認しておきましょう。
祝電なんて送ったことないよ…!どういう文面にすればいいの?とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。ですがサービスのサイトに例文もありますのでそれを利用することもできますので安心してください。できれば新郎(新婦)との思い出のエピソードを盛り込めると喜んでいただけるでしょう。
ただし学生時代の悪ノリは厳禁です。「〇子は学生時代は案外ハメを外してたよね!」などという内容は控えましょう。結婚式は新郎新婦の会社の上司や親せきの方が集まる場であることをお忘れなく。
また「忌み言葉」…「不幸を連想させる言葉」「別れを連想させる言葉」「重ね言葉(繰り返す=結婚を繰り返すということを連想させるため)」は避けるようにしてください。
欠席でもご祝儀を贈りましょう
欠席でもご祝儀を贈るのがマナーです。
一般には出席の場合の1/3~1/2の金額をご祝儀として渡すものとされています。相場は新郎新婦との立場、お住まいの地域などによって異なってきますので、同じく招待されて出席する友達や親せきの方とご祝儀の額について相談すると安心でしょう。
手渡しできる距離にいる場合は、結婚式の前にお祝いの席を設けてその場で直接渡しましょう。欠席のお詫びの言葉も忘れずに添えてください。
もし遠距離にお住いの場合は、現金をご祝儀袋に入れ、それをさらに現金書留の封筒に入れて現金書留として郵送しましょう。「本来なら直接渡したかったのだけれど」というメッセージを添えると良いでしょう。
送る時期は披露宴の日から一か月ほど前がベストです。最低でも一週間前には届くようにしましょう。
結婚式のドタキャンは失礼な行為なので厳禁です!
結婚式に出席すると連絡しておいてドタキャンをすることは絶対に避けてください!
「あとでご祝儀渡せばいいんでしょう」という問題ではありません。
一生に一度しかない晴れの場に空席があるということは、新郎新婦だけでなく他の出席者の方にも非常に悪い印象を与えます。
とは言え、急病などもありえるでしょう。そういった場合はどうしたら良いでしょうか。
病気などでやむを得ず欠席する場合は
インフルエンザで高熱が出てしまった!などという場合はどうしても出席できませんね。
そういった場合はできるだけ早く披露宴会場に連絡しましょう。新郎新婦は披露宴当日は準備のためにとても忙しくしています。そのため本人には直接連絡がつかない可能性がありますので、注意が必要です。
やむを得ず欠席となってしまった場合は、式が終わって落ち着いたころにきちんとお詫びをしましょう。
結婚式を欠席する際のハガキの書き方は
結婚式の欠席を伝えるハガキの書き方のマナーも抑えておきましょう。
自分への敬称を消そう
出欠のチェックに「ご出席・ご欠席」と書かれている場合がほとんどですので、「ご」の部分を消して、欠席の側に〇をつけましょう。
他にも「お名前」「ご住所」などの「お」や「ご」も消すのがマナーとされています。
メッセージを書き添えよう
どうしても出席できない用事があること、本当は出席してお祝いしたかったこと、申し訳なく思っていることなどを書き添えましょう。
新郎新婦にとって結婚式を欠席されるのはとても寂しいものです。今後も良い関係を続けていけるように、きちんと謝罪の気持ちとお祝いのメッセージを伝えておきましょう。
まとめ:祝福の心を忘れずに正しく伝えましょう
晴れの日を迎えた新郎新婦にとって、一番の贈り物は「お祝いする気持ち」です。
どうしても結婚式に出席できない場合はその非を詫び、でも心からお祝いしているということが伝わるようにしましょう。マナーを守って、相手に納得してもらえる欠席連絡を心がければきっとその気持ちは伝わるはずです。