NoShow対策レポートをご存知でしょうか。
昨今問題視されている、飲食店のドタキャン。連絡があるならまだしも、連絡無しにドタキャンされると損害も大きく、店の経営を圧迫されかねません。
そんなNoShowに対するレポートが経済産業省が発表しています。NoShow対策レポートを知り、安定した経営を目指しましょう。
目次
知っておきたい!NoShow(ノーショー)対策レポートとは
NoShow(ノーショー)対策レポートとは、予約を連絡無しにドタキャンする…すなわち「NoShow(ノーショー)」に対抗すべきレポートです。
具体的にはこちらのURLからご覧になれます(pdfファイルになります)。
日本の問題!経済産業省が発表
NoShow(ノーショー)対策レポートは、経済産業省が発表しています。それだけ、ノーショーが日本全体の問題として憂慮されているということの現れでもあります。
レポートの具体的な内容は以下のようなものです。
- ノーショーの具体例、実際の被害例
- ノーショーによる経済的な悪影響
- ノーショーに対して損害賠償のできる条件
- ノーショーに対する防止策
- ノーショーを行わないように消費者にお願いしたいこと
経済産業省という公的な機関が発表していますので信頼性も高いレポートと言えます。ぜひ今後の対策として一度目を通しておくことをオススメします。
これまで諦めていた損害賠償も請求できるかもしれませんし、何よりも「ノーショーを起こさせないような工夫」が必要になります。
今後の飲食店の在り方を変えます
これまで「ドタキャンされたけど、お客様に文句は言いづらいし、でも損害は大きくなるしどうしたらいいかわからない」とされ、店側の泣き寝入りとなりがちでしたが、ノーショー対策レポートを受け、今後はさまざまな企業からノーショー対策がなされていきます。
「対策をするのが当たり前」になっていきますので、今からぜひ体制を整えておきましょう。
ドタキャン(ノーショー)対策で利益を守る!
店としては「ノーショー対策を打ち出すとお客様が遠ざかるのではないか」と不安になることもあるでしょう。ですが、「ノーショー対策があるのが普通のこと」「ノーショーはやってはいけない」という雰囲気、世論を作り出すためにも、それぞれの店がノーショー対策を行うことが大切になります。
ノーショー対策は店の当然の権利…利益を守るためにありますので、ぜひ対策を講じていきましょう。お客様の都合をいくら考えても、その影響で閉店するようでは本末転倒です!
でも、いきなりノーショー対策と言われても、どうしたらいいかわからないのが実情ですね。次の項で具体的なノーショー対策について解説します。
ドタキャン対策はできることから始めよう
いきなりあれもこれもするのは難しい場合もありますから、一つずつできることから着手していきましょう。具体例を以下で説明します。
すぐできる対策1:リマインド連絡をする
リマインドとは「思い出させる」という意味の英単語です。
お客様に悪意が無くても、予約したこと自体を忘れられてしまっては来店は望めません。それを防ぐためには、予約当日の3日~前日あたりに予約の確認連絡をするのが効果的です。
リマインド連絡を行う具体的な方法はいろいろ考えられます。予約時にメールアドレスを伺っておけば、メールで連絡するのが一番簡単で、お客様側への負担も少なく済みます。
電話番号しか聞いていないと、リマインド連絡も電話で行わなければなりません。最近は「知らない電話番号からの電話は取らない」という人も増えていますし、お客様が他の事をしているときに電話するのは申し訳ないという気持ちもあるでしょう。ですから、できれば予約時にメールアドレスを伺い、「ご予約日の〇日前に確認のメールを差し上げます」と一言添えておくのが良いでしょう。
すぐできる対策2:キャンセル期間を設ける
飲食店のドタキャンで困るのは「予約のお客様が来店しないけれど、いつまで席を空けて待っているべきだろうか」ということではないでしょうか。
遅刻して来るお客様も中にはいらっしゃいます、もしかしたら来店するかも…と思うと、予約席をずっと空けておかなければなりません。
その対策としては、キャンセル期間を設けるのがベストでしょう。
具体的には「連絡がなく来店いただけなかった場合、ご予約時間から〇分経過した時点でキャンセル扱いとさせていただきます」というような取り決めをし、予約時にお客様に伝えられると良いですね。
そうすれば飲食店側がムダに予約のお客様を待ち続ける必要がなくなります。キャンセルとすることができれば空席に他のお客様を案内することも可能ですので、損害をより小さくすることができるでしょう。
すぐできる対策3:SNSで空席情報を拡散する
これは飲食店側にも、お客様にもとてもメリットがある手法です。
飲食店側は「今日はお席が空いていますので来店お待ちしております」という意思表示ができます。「本日はとてもいい魚が入荷しております!」「旬の〇〇フェア始めました」といった、販促活動も行えるでしょう。
ニュースでも話題になりましたが「急にドタキャンをされてしまいました!助けてください!」という発信も行えます。
また、お客様が「あの店行きたいけど、遠いから…行って席が無かったら困るな。やっぱり近場にしようか」と思ってしまうことを防ぐこともできます。「今日は空いてるみたいだな、行ってみよう!」となるかもしれません。
他にも、常連客となってくれた方とFacebookやLine、Instagramでつながっておくと、空席連絡がすぐにできます。そういった繋がりができれば臨時休業や、キャンペーンの連絡も簡単に行うことができます。
SNSは使い方を工夫すれば大変便利なツールですので、ぜひ上手に利用して経営の安定化をはかりたいものですね。
他にも、ノーショー対策の具体的な事案が下のページにまとめてありますので、参考になさってはいかがでしょうか。
まとめ:売り上げを守るためにノーショー対策をしましょう!
ドタキャンは店の売り上げを圧迫し、サービスの低下を招く非常に大きな問題です。
事前に対策を練ることでノーショーを減らして売り上げを守り、安定した経営を目指しましょう。